岩崎宏美がNHK紅白歌合戦に出てない理由とは?37年出演が空いた本当の背景を考察

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1975年のデビュー以来、「ロマンス」「聖母たちのララバイ」「思秋期」など数々のヒット曲を持つ歌手・岩崎宏美。

そんな彼女が2025年の第76回NHK紅白歌合戦に出演されることが発表されました。

1975年以降ごく常連として出演していた時期もありますが、1988年の出演以来なんと37年ぶりの出演です。

「岩崎宏美」と聞くと昭和を代表するアイドルの一人として名前を知っている方も多いと思いますが、

なぜここまで長く紅白に出演していなかったのかでしょうか?

本記事ではその疑問について考察していきます。

 

岩崎宏美のプロフィール

来歴

名前岩崎 宏美(いわさき ひろみ)
生年月日1958年11月12日
年齢67歳(2025年現在)
出身地東京都江東区
デビュー年1975年
デビュー曲二重唱(デュエット)
代表曲ロマンス
センチメンタル
聖母たちのララバイ
思秋期

 

岩崎宏美さんは、1975年にデビューした歌手で、昭和を代表するアイドルの一人です。

デビュー直後から高い歌唱力が評価され、アイドルというより本格的なシンガーというイメージが強いかもしれません。

特に、音域の広さと安定した生歌の強さには定評があり、アイドル全盛期の1970〜80年代においても「歌で評価される歌手」として異彩を放っていました。

その活動の中で数々のヒット曲を世に送り出しています。 

 

  

紅白出場歴

紅白歌合戦にはデビュー年から複数回出場し、昭和期には常連歌手の一人として知られていました。

1975年、17歳のときに大ヒット曲「ロマンス」で初出場。

そこから1988年、30歳となるまで14年連続で紅白に出場していました。

その後は出場することなく、2025年に37年ぶりの出場となりました。

 

岩崎宏美が紅白から遠ざかっていた理由

岩崎宏美さんは1988年まで14年連続で紅白に出場していたにも関わらず、なぜそこから37年もの間紅白のステージから遠ざかっていたのでしょうか。

 

結婚、出産と海外移住

岩崎宏美さんは紅白出場最終年であった1988年に結婚しています。

お相手は三井物産創業者である益田孝の玄孫にあたる商社勤務の方で、芸名も「益田宏美」に改名しています。

その後、1989年に長男、1992年に次男を出産しています。

また、この期間には夫の仕事でドイツに3年ほど駐在しています。

しかし、結婚生活は長くは続かず、1995年には離婚しました。

この期間、「益田宏美」として歌手活動を行っていたものの、生活環境が大きく変わっていた時期であることもあり、紅白へ出場することはできなかったと考えられます。

 

離婚成立後には再び「岩崎宏美」に改名して本格的に歌手活動を再開しました。

しかし、この時期は小室哲哉プロデュース作品などの「J-POP黄金期」であり、紅白の選考も当時の最新ヒット曲を持つ若手・中堅アーティストが中心とだったため、紅白出場の機会には恵まれませんでした。

 

病気の発症

岩崎宏美さんは1988年に「レ・ミゼラブル」に出演していたときに声帯ポリープができており、声が出なくなって同公演を途中で降板しています。

そして、時を経て2001年にも再びポリープができたものの摘出手術で回復。

しかし、同年にバセドウ病と橋本病を併発しています。

はじめはどんどん痩せていく体調の変化に気づいて診断されたそうで、「息切れしたり、手が震えたり」と歌手活動に影響も及ぶほど。

完治する病気ではなく、今も病と戦い続けています。

歌手としての活動は続けているものの、そのペースは全盛期と比べると落ちています。

 

若年層へのターゲットシフト

2000年代以降の紅白は、視聴率維持のために若年層に人気のアーティスト(J-POP勢やアイドル)を優先する傾向が強まりました。

岩崎宏美さんのようなベテラン歌手がその年のヒット曲を持たずに選出される「歌謡曲枠」は年々狭くなっています。

そしてさらに、五木ひろしさんや北島三郎さんといった大御所が紅白の出場を引退するなど、後進に道を譲る」流れができつつもありました。

その中で、1988年で一度連続出場が途切れていた岩崎宏美さんにとっても、番組が変わりつつある空気感の中で復帰するタイミングが難しかった可能性があります。

 

なぜ、37年振りの復帰となったのか

では、なぜ今年37年ぶりの出場が実現したのでしょうか。

2025年の『第76回NHK紅白歌合戦』はNHK放送100年という大きな節目の年であり、「つなぐ、つながる、大みそか。」をテーマにしています。

ベテラン勢の復帰が目立った点も注目で、岩崎宏美さん以外にも久保田利伸、TUBEなど長らく出演していなかったベテランアーティストの復活が話題となりました。

制作統括の篠原さんは放送100年という節目にふさわしい、「これまで紅白を彩ってきたアーティストにも声をかけたい」と語っており、

14年もの間連続出場していた岩崎宏美さんに声がかかるのは必然だったのかもしれません。

 

まとめ

岩崎宏美さんが紅白に長らく出演していなかった理由は「人気の消失」や「NHKとの不仲」といった世間のネガティブな評価ではなく、

彼女の家庭環境が原因だったと考えられます。

NHK放送100周年となる2025年の紅白歌合戦、

岩崎宏美さんがどのようなパフォーマンスをされるのか楽しみですね。

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