ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開会式は、日本時間2026年2月7日(土)早朝に行われる予定です。
しかし実は、開会式の何日か前から複数の競技がすでにスタートしていることをご存知ですか?
カーリングや女子アイスホッケー、フィギュアスケートなどが開会式前に試合を開始しており、日本選手が活躍する場面もすでに見られています。
開会式が始まっていないのに競技が行われるってどういうこと?と思われたかもしれませんが、
今大会に限った話ではなく、オリンピックの仕組みや競技スケジュールの都合で毎回起きています。
本記事ではなぜ開会式前に競技が始まるのか深堀りします。
開会式前に競技が始まるのは開催期間が決まっているから!
ミラノ・コルティナ冬季オリンピック2026の開会式は下記日程で行われます。
開催日時:
2026年2月6日(金) 午後8:00〜(現地時間)
2026年2月7日(土) 午前4:00〜(日本時間)
開催場所:
ミラノ
コルティナダンペッツォ
プレダッツォ
リビーニョ
しかし、フィギュアスケートやカーリング、アイスホッケー、スノーボードなど複数の競技がそれより前からスタートしています。
オリンピックは16日間までと決まっている
オリンピックの一部種目を開会式前から開始している理由は
競技実施期間が16日間を超えないようにするため
です。
オリンピック憲章の規則32付属細則には下記の通り定められています。
オリンピック競技大会の競技実施期間は16日間を超えてはならない。
ただし、関係IFおよびIOC理事会がこれと異なる期間を承認した場合は、その限りではない。
その場合、いくつかの試合および予選は、開会式に先立ち実施することができる。
オリンピックには数十種目・何百もの試合や演技があり、開会式から閉会式までの16日間だけではすべてを効率よく進めるのが困難です。
ミラノ・コルティナ五輪には16の冬季競技があり、男女別・団体戦など多くの種目で多数の試合や予選ラウンドが存在します。
特にアイスホッケーのようなリーグ戦形式の競技やカーリングのラウンドロビンなどは日数がかかるため、理事会承認のもと、あらかじめ先行スタートが組まれています。
実は珍しくない!過去の五輪でも同じことが起きている
開会式より前に競技が行われるという対応は、ミラノ・コルティナ五輪ならではの特殊な対応だと感じるかもしれません。
しかし実際には、オリンピックではよくある対応です。
夏季五輪ではサッカーが前倒し開幕
分かりやすい例が夏季オリンピックのサッカーです。
男子・女子ともに参加国が多く、グループリーグから決勝まで試合数が非常に多いため、開会式の数日前から予選が始まるのが恒例となっています。
東京五輪やパリ五輪でも、開会式前にサッカーの試合が行われていました。
1992年バルセロナ五輪以降、男子・女子サッカーは例年この方式を採っています。
冬季五輪でもカーリングやアイスホッケーが前倒し
冬季オリンピックでも事情は同じです。
特にカーリングやアイスホッケーはリーグ戦形式を採用しており、総当たり戦や予選ラウンドを消化するには多くの日数が必要です。
平昌五輪や北京五輪でもこれらの競技は開会式前から公式戦を実施していました。
「開会式前=非公式」ではない!
開会式より前に行われる競技を見ると、「公式練習?」「記録や勝敗は公式扱いされる?」と疑問に思うかもしれません。
しかし結論から言うと、開会式前に行われる競技もすべて正式なオリンピック競技です。
前倒しで実施される試合や演技であっても、勝敗・順位・記録はすべてオリンピックの正式記録として残ります。
過去の大会でも、開会式前に行われたサッカーやカーリングの試合結果が後から無効になった例はありません。
選手側も、これらの競技を調整試合やエキシビションとは考えていません。
代表ユニフォームを着用し、国を背負って戦う点は開会式後の競技とまったく同じです。
ドーピング検査や審判体制、競技規則もすべて本番仕様で運営されており、大会としての扱いに違いはありません。
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックはもう始まっている!
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで、開会式より先にフィギュアスケートやカーリング、アイスホッケーなどの競技が始まっているのは、特別な異例措置ではありません。
オリンピックでは競技数や試合数が非常に多く、限られた大会期間内にすべてを収めるため、一部競技を前倒しで実施するのは長年の慣例となっています。
開会式は大会の象徴的なセレモニーであり、競技開始の絶対的な基準ではありません。
開会式前に行われる試合や演技も、IOCが承認した公式日程に含まれており、成績やメダルはすべて正式記録として扱われます。
今回のミラノ・コルティナ五輪でも、もうすでに競技は始まっています。
開会式前からオリンピックをより長く、より深く楽しみましょう!





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