2026年3月からの開始を予定している嵐のラストツアー。
その札幌公演が、国公立大学の後期日程の翌日となることから、受験生の宿泊難が深刻化する可能性が指摘されています。
SNSでは「ホテルの空きがない」「ホテル代が跳ね上がっている」といった不安がすでに広がっており、波紋を呼んでいます。
このような大型コンサートと他の重要イベントが重なり、一般客や受験生、ビジネス利用者にまで影響が及んだ事例はこれまで何度も起きてきました。
本記事では、近年発生した具体的な衝突例と、それによって起きた問題を紹介します。

経緯
2025年5月、人気アイドルグープの嵐はラストツアーを持って嵐としての活動を休止することを発表しました。
嵐は2020年をもって活動休止に入っていたものの、新型コロナウイルスの感染拡大により休止前のラストライブを行えなかったとして、今回のラストツアー行うとのことです。
そして、11月22日にコンサート日程を発表しましたが、その最初の公園である札幌でのコンサートの日程が国立大学の後期日程の翌日からだったのです。
近隣のホテルは約1時間で埋まってしまい、残ったホテルは価格が高騰してしまいました。
これにより、受験生達のホテルが確保できなくなる事態が発生しています。
国立大学後期試験日程:
2026年3月12日
嵐ラストツアー(札幌)
2026年3月13日〜3月15日
過去にもあった!イベント日程が重なったケース
今回のようなコンサートなどのイベントと他イベントが重なって宿泊難民が発生してしまうケースは過去にも発生しています。
これまでに起こった事例を3つ紹介します。
2018年 福岡 九州大学受験日とコンサート日程が重なる
2018年2月に福岡市の九州大学の前期試験日程と安室奈美恵、EXILEのコンサート重なってしまう事例が発生しました。
これにより、市内のホテルが満室、宿泊費が高騰するといった、今回と近い事態が発生した。
当時、X(旧Twitter)では
「…安室奈美恵の…福岡公演が…九大の…二次試験の日と…被ります…九大を…受ける可能性が…少しでもあるのなら…一刻も早く…宿を取るのです…」というポストが話題を呼びました。
この事態を受け、九州大学付近の学生マンションの管理業者が管理している学生マンションを無償の宿泊場所として提供しています。
実は、この前年の2017年にも三代目J Soul BrothersとRADWIMPSのライブが九州大学の前期試験の日程と被っていました。
この年はJR九州が社員寮を無償で受験生に提供しています。
嵐のコンサートで学会が場所変更
2015年9月、嵐が宮城県で東日本大震災復興支援コンサートを行うこととなった時のことです。
その際、開催の報道直後から周辺ホテルに予約殺到し、周辺ホテルは満室状態となったそう。
同日、開催を予定していた日本質的心理学会では、このホテル満室化の影響で来訪者の宿泊場所がなくなる事態に陥りいました。
結果として開催日を翌10月に変更しています。
さらに、共同開催するはずだった国際混合研究法学会は海外からの訪問者も多く、日程を変えると飛行機のキャンセル料がかかってしまうことから開催場所を関西(立命館大学)へ変更する事態となりました。
嵐とEXILEの連続公演で宿泊地が無くなる事態に
2015年12月、福岡市で嵐とEXILEのライブ開催が立て続けに開催されました。
年末だったこともあり、ホテル不足が懸念されていたため、福岡市は公演日に限り市民に自宅の空き部屋を一時的に宿泊施設として使用する「民泊」の試行を発表しました。
大型ライブで宿泊施設が足りないという問題が、行政レベルで認識・対策された例のひとつです。

どの事例にも共通する「問題の構造」
過去の事例を並べると、以下のような問題が起こっていることになります。
- 大型イベントは一夜にして街の宿泊需要を奪う
- ライブは発表が急だが、受験や試験は日程固定で動かせない
- ホテルの価格が高騰
- 行政・企業の対応はその場しのぎにしかできない
- 情報不足で影響が出るのはいつも一般利用者
何か用事があって宿泊する際には他のイベントが入る可能性があることを頭に入れておかないといけませんね。
北海道大学はどうなる?
これを受けて、北海道大学は
「安心して受験に臨めるよう努めてまいります」
とし、北大生協は
「フライトとホテルがセットになったパックに受験票の提出を求めることがあります。」
と発表した。
また、道内の企業には同日の札幌への出張を控えるように呼びかけています。
まとめ
今回の嵐の札幌公演と受験シーズンの重複はのようなイベントによって他の行事に影響が出る事態は度々発生しています。
そのたびに各方面でサポートが行われているものの、完全に防ぐのは厳しいように思います。
せめて、受験生だけは周りのいざこざに負けず、受験に集中できる環境となるよう祈るばかりです。


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