「トゥルルルル♪」のクセになるリズムで、
世界中で子どもたちの間で大ブームを巻き起こした楽曲「Baby Shark (ベイビーシャーク)」。
そのコンテンツを制作・提供する韓国の制作会社ピンクフォンが、ついに株式市場に上場し、株価は急騰を見せています。
世界的なコンテンツとしてその経済的な成功は疑いようがありませんが、その一方で、主要な視聴者である子どもを持つ親たちの間では、この「ベイビーシャーク」に対して、複雑な感情が渦巻いているのが実情です。
少し深堀りしてみます。
ベイビーシャークとは?
「ベイビーシャーク」の動画は韓国の企業であるピンクフォンカンパニーの教育ブランド、ピンクフォンで制作されています。
特にYouTubeによる快進撃は凄まじく、YouTubeで史上初の再生回数100億回を突破するなど、圧倒的な人気を誇っています。
上場による株価の急騰は、この強力なグローバルIPの収益ポテンシャルを市場が高く評価した結果と言えるでしょう。
世界中の子どもとその親をターゲットにしたキャラクタービジネスにさらなる成長を見込まれていると考えて良いでしょう。
日本人が抱く本音
しかし、この経済的な大成功のニュースに対して、日本ではマイナスなイメージを持っている方が多くいるのも事実です。
現在、Yahooで投票が行われている「ベイビーシャークの人気についてどう思いますか?」という問いについて、9割以上の方が否定的な印象を持っています。
マイナスイメージ① 韓国企業が制作している
本ニュースに関するYahoo! ニュースのコメント欄を見るとこのような意見が見られます。

保育園で見せていて、子供がよく歌っている。 英語に触れる機会としてそうしているのだろうが、英語ならアメリカの作品にしてほしい。

少しでも英語のコンテンツを。と思って見せている。
日本発の英語動画がとても少ないと感じている。
韓国初の動画ということもあり、一定数拒否感を示している層がいるようです。
マイナスイメージ② 曲の中毒性が強すぎる
「ベイビーシャーク」のメロディーはとてもキャッチーで耳にも残りやすいことから、それが嫌だと感じる方も多いようです。

子どもが繰り返し見るので、耳に残ってしまい、頭の中で何度も再生されるのがうざい
これは会社の戦略的な意味や、動画自体爆発的にヒットしていて目にする機会が多いのも原因のひとつとして挙げられそうです。
一方で賛成的な意見も
否定的な意見が多い「ベイビーシャーク」ですが、親世代からするととても助かっている。という意見も多く見られます。

再生すると子どもがずっと見てくれるので助かっている。

韓国の動画だとは知っていたが、内容に毒気はなく、安心して見せられている。
このように、コメントからはコンテンツに対する否定的な意見だけでなく、育児で使用してとても助かっているという肯定的な意見も多く存在しました。
まとめ
今回の上場のニュースはコンテンツビジネスがいかにグローバルなスケールで成功し得るかを示す象徴的な出来事でした。
一方で、否定的な意見も多くみられ、「さめのかぞく」の一発屋だという意見も。
しかし、再生回数が示す通り、すでに育児の中のひとつとして根付いていることもまた事実。
今後、ピンクフォンがどのように成長していくのか、注目が集まります。


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